症状が出ていない時の薬の服用について

頻繁に再発を繰り返す場合には、抗ウイルス薬を予防のために服用する場合もあります。服用頻度は医師の判断によりますが、毎日1～2回の服用が一般的です。

「単純ヘルペス」は、ウイルスが感覚神経の神経節に潜伏し、体調の変化など再活性化のタイミングをみています。

さらに再発した際には、体内の神経細胞で増殖していきます。その場合、増えたウイルスが新たな神経細胞に潜り込んでしまいまい、結果的に以前より多くの「単純ヘルペスウイルス」が再発の機会をうかがうことになるのです。

これに対して、毎日抗ウイルス薬を服用することは、ウイルスを抑え込むことになり、再発を防ぐことになります。それは、新たなウイルスを増殖させるチャンスを与えないということになり、再発の頻度をあげないことができます。

再発しないということは、自分自身の身体の負担を軽減することはもちろん、周りへの感染の可能性を下げることになります。

感染の型や部位によっては、発症していても症状が軽く、本人が気づかないうちに人に感染させることもあります。再発予防をすることで、大切な家族や自分とかかわる多くの人に感染を広げないということは大変重要なことです。

また再発予防の際、抗ウイルス薬の服用は低用量のため、長期的に服用しても身体に影響が少ないとされています。医師の指示のもと、適切に服用しましょう。

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