「単純ヘルペス」の治療の基本は、抗ウイルス薬を使用することになります。それは「単純ヘルペスウイルス」による感染症だからです。ウイルスの種類は違いますが、帯状疱疹などと同じです。
抗ウイルス薬は、内服薬や外用薬、点滴薬などがあります。症状や治療方針によって使い分けられます。
抗ウイルス薬の使い分けとは？
比較的、症状が軽い場合には抗ウイルス薬の外用薬で対応できる場合があります。外用薬は体内で増殖しているウイルスを抑えることはできず、症状がそれ以上広がらないように防ぐ効果を期待するものであり、根本的な治療ではありません。
体内の神経細胞で増殖している「単純ヘルペスウイルス」を抑えるためには、抗ウイルス薬の内服薬が効果的です。
重症化している場合や、エイズなどの免疫不全の場合には、早急な対応が必要なため、入院して抗ウイルス薬の点滴薬で治療します。
抗ウイルス薬以外の薬が使用される場合と、市販薬の使用とは？
症状によっては、他の抗ウイルス薬と外用薬の併用や、初期感染などの痛みが強い場合には痛み止めを処方されることもあります。
また、「単純ヘルペス」の治療には抗生剤を併用したする場合もあります。それは二次感染を防ぐだけでなく、患部が「口や陰部」という雑菌が多い箇所でも感染を起こさないようにするためです。
発症する部位や、症状によって判断が変わってくるため、専門医の判断を仰ぎましょう。
「口唇ヘルペス」に限り、抗ウイルス薬の外用薬が市販されています。しかし、自己判断で薬をしようすると、薬が効きにくくなるウイルスが現れる可能性があるなどのリスクが生まれます。基本的には専門医に処方してもらい、再発を予防するなどの目的で、医師のアドバイスのもと市販薬を使用するなど、上手に使っていきましょう。
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