通常、「単純ヘルペスウイルス」に人が触れても、その人の皮膚が健康な状態であれば、外部から侵入しようとしてくるものに対してのバリアする機能があるため感染は起こりません。
しかし、皮膚のバリア機能が働かない状態であった場合、ウイルスが侵入してくる危険があるので、皮膚に傷や湿疹があったり、アトピー性皮膚炎の場合には感染の可能性が高くなります。
アトピー性皮膚炎の場合、「単純ヘルペス」に感染しやすい?
アトピー性皮膚炎とは、慢性的に皮膚炎を繰り返す皮膚の病気です。カサカサと乾燥してしまい、強いかゆみをともなう湿疹が出るのが特徴です。
皮膚のバリア機能が正常に働いていない状態なので、外部からの刺激に弱く、ウイルスや細菌が侵入しやすいのです。「単純ヘルペス」にも感染しやすい状態です。また、感染すると症状が重くなったり、治りにくくなったりする場合もあります。初感染の場合には特に重症化しやすく、大変危険です。近年、大人のアトピー性皮膚炎が多くなっていると言われているので、注意が必要です。
また、「口唇ヘルペス」をアトピー性皮膚炎の湿疹の悪化だと判断して、治療が遅れて悪化する場合もあるようです。医師の指示に従って、抗ウイルス薬の併用など適切な治療が大切です。
「単純ヘルペス」が重症化!?「カポジ水痘様発疹症」とは?
アトピー性皮膚炎にかかっている人は、「単純ヘルペス」から「カポジ水痘様発疹症」になり、悪化すると全身に感染することがあります。
「カポジ水痘様発疹症」とは、アトピー性皮膚炎などでバリア機能が低下している皮膚に、「単純ヘルペスウイルス」が感染して、水泡が広がってしまった状態のことです。ただれた状態が広範囲に広がり、重症の場合には入院して治療することもあるようです。「カポジ水痘様発疹症」は、重症化しやすい初感染のときだけでなく、再発時でも発症します。命の危険もあるので、早めに治療を受けましょう。
アトピー性皮膚炎の人が「単純ヘルペス」に感染した場合には、症状がなくても、日頃からしっかり保湿したり紫外線対策をして、皮膚のバリア機能を保つことが大切です。
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