「単純ヘルペス」と子供について

「単純ヘルペスウイルス」は感染力が非常に強いことが特徴の一つです。同じ食器やタオルを使うことやキス、また患部に触れた手で触るなど、日常の行為がウイルス感染の可能性となりますので、家族内の感染は注意が必要です。

家族に子供がいる場合には、特に心配だと思います。子供に万が一、感染した場合にはどうなるのでしょうか。

子供に「単純ヘルペスウイルス」が感染した場合、症状は比較的軽くすむことが多いと言われています。もちろん、一度感染すると再発をくり返しますので、「単純ヘルペス」と長く付き合っていくことになります。

子供の中でも、病気に対する抵抗力がついていない生後1ヶ月までの赤ちゃんの場合は、症状が重くなりやすく、危険です。

考えられる感染する要因としては、出産後に家族から感染してしまう場合と、出産時に母親から感染してしまう場合があります。

出産後の感染については、日常の行為を十分に注意して予防策をとることが大切です。出産時の感染については、婦人科の医師と相談しましょう。場合によっては、薬での治療や帝王切開などの処置などが行われることもあるようです。

また、生後1ヶ月を過ぎた乳児でも重症化し、口の中に水ぶくれができて食欲が落ちたり、高熱が出たりすることもあります。十分に注意しましょう。

赤ちゃんの場合、「口唇ヘルペス」が発症している人が頬ずりをしただけでも感染の可能性があります。愛情表現でウイルスが感染してしまうのか悲しいことですが、気をつけましょう。

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